パタゴニアのコンドル
数時間ウトウトして目を覚ましてみてもまだ同じ景色がずっと
続いていた。
サンテグジュペリが小説「夜間飛行」の中で書いていたとおり
どこまでもどこまでも荒野が続いていた。
バスが小高い丘の上で休憩に入った。
行ったことはないが景色としてはエアーズロックから荒野を
眺めているような景色だった。
「聞いたとおりすごい風だな」
パタゴニアは1年中強い風が吹いているらしい。
体を前傾にしないと飛ばされそうな風が吹いている。
その強い風の中を1羽のコンドルが飛んでいる。
そしてよく見てみたら風上の方に進んでいた。
「あれ? あのコンドル風が吹いている方へ進んでいるぞ!
ただ両方の羽を広げているだけなのに。 」
不思議な光景だった。立っているだけでも飛ばされそうな風に向かって
確実に進んでいるのだ。
同じバス旅で知り合った友人がこう言った。
「あれは航空力学上、多分うんたらかんたらで・・・」
おいらは聞いてはいたけど聞こえてはいなかった。
「・・・そんな理屈は正直どうでもいいよ・・・」
それよりもずっと眺めていたかった。目の前に起こっている
不思議を感じていたかっただけだった。
なんだろう?たまに思い出す。
あの一羽のコンドルを。
逆風に向かってスーと進んでいくあの雄々しい姿を。
その先には荒れ果てた荒野しかないのに・・・
いったいどこに向かっていたのだろう?
迷いもなく前を向いて1人で飛んでいった。
あの一羽のコンドル・・・・・
なんだろう?たまに思い出す。
続いていた。
サンテグジュペリが小説「夜間飛行」の中で書いていたとおり
どこまでもどこまでも荒野が続いていた。
バスが小高い丘の上で休憩に入った。
行ったことはないが景色としてはエアーズロックから荒野を
眺めているような景色だった。
「聞いたとおりすごい風だな」
パタゴニアは1年中強い風が吹いているらしい。
体を前傾にしないと飛ばされそうな風が吹いている。
その強い風の中を1羽のコンドルが飛んでいる。
そしてよく見てみたら風上の方に進んでいた。
「あれ? あのコンドル風が吹いている方へ進んでいるぞ!
ただ両方の羽を広げているだけなのに。 」
不思議な光景だった。立っているだけでも飛ばされそうな風に向かって
確実に進んでいるのだ。
同じバス旅で知り合った友人がこう言った。
「あれは航空力学上、多分うんたらかんたらで・・・」
おいらは聞いてはいたけど聞こえてはいなかった。
「・・・そんな理屈は正直どうでもいいよ・・・」
それよりもずっと眺めていたかった。目の前に起こっている
不思議を感じていたかっただけだった。
なんだろう?たまに思い出す。
あの一羽のコンドルを。
逆風に向かってスーと進んでいくあの雄々しい姿を。
その先には荒れ果てた荒野しかないのに・・・
いったいどこに向かっていたのだろう?
迷いもなく前を向いて1人で飛んでいった。
あの一羽のコンドル・・・・・
なんだろう?たまに思い出す。
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